輸送コストがパンデミック時の水準に近づき、太陽光発電モジュールの価格に影響
2024年6月6日
太陽光発電モジュールの総コストの約4%を占める輸送費は、極東と米国西海岸、北欧、地中海地域を結ぶ貿易ルートで増加傾向にある。
ノルウェーの海上運賃ベンチマークプラットフォームであるXenetaのデータによると、貨物コンテナ輸送のスポット運賃は2022年以来の最高水準に達した。

5月末、ゼネタは極東から米国西海岸への市場平均スポット運賃が6月1日に40フィート換算単位(FEU)あたり5,170ドルに達すると発表した。この数字は5月より57%高く、スポット運賃としては640日間で最高値であり、今年初めの紅海危機時のピークを上回っている。極東から米国西海岸への航路のスポット運賃は6月にFEUあたり6,250ドルでピークに達すると予想されており、紅海危機時のピーク(6,260ドル)にわずかに及ばない。
極東から北ヨーロッパへの航路では、スポット運賃が紅海危機時のピークを上回り、1月16日の4,839ドル/FEUに対し、5,280ドル/FEUに達する見込みだ。これは同航路における596日間ぶりの高値であり、4月29日以降63%の上昇となる。
ゼネタは、極東から地中海への航路でも同様の傾向が見られると指摘しており、スポット運賃は紅海危機時のピークである1FEUあたり5,985ドルをわずかに上回り、1FEUあたり6,175ドルに達すると予想されている。これは5月比で46%の上昇となり、この航路における610日間ぶりの高値となる。
輸送費は太陽光パネルの総コストの約4%を占めるため、スポットレートの上昇は太陽光発電モジュールの価格に波及効果をもたらす可能性が高い。
